『重力ピエロ』『ゴールデンスランバー』などこれまで数多くの作品が映画化され話題となった伊坂幸太郎さん。
今回は伊坂さんの中でもおすすめの5作品を紹介したいと思います。
ぜひ読んでみて下さい。
砂漠
あらすじ
入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。
感想 おすすめ度
伊坂幸太郎による青春小説。
多くの作品が映画化されている伊坂幸太郎さんの作品の中でも珍しく、まだ映画化されていない作品の1つです。
春夏秋冬の4部で構成されたストーリー展開で、伊坂さんらしく多くの仕掛けが施されています。
大学生時代の青春を思い出すような、伊坂さんの作品の中でもファンの皆さんに特に人気の高い作品だと思います。
オーデュボンの祈り
あらすじ
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?
感想 おすすめ度
伊坂幸太郎さんのデビュー作品。
正直、一言では伝えられない内容でした。
孤島の島で起こる事件の被害者が人語を話す「カカシ」
奇想天外なストーリーが特徴の伊坂さんらしい密度の濃いセンスのいい作品です。
アイネクライネナハトムジーク
あらすじ
妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。
感想 おすすめ度
タイトルの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』は、モーツアルトの楽曲から付けられおり『ある(アイネ)・小さな(クライネ)・夜(ナハト)・曲(ムジーク)』という意味があります。
時代を前後しながら全ての短編が1つに繋がる物語。
伊坂さんにとって“初めての“また“唯一の”恋愛小説です。
テンポもよく読了後は爽やかな気持ちになれました。映画もおすすめの作品です。
アヒルと鴨のコインロッカー
あらすじ
引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は――たった1冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ! 清冽な余韻を残す傑作ミステリ。第25回吉川英治文学新人賞受賞。
感想 おすすめ度
叙述ミステリーが読みたくて選んだ作品。
過去と現在が交互に描かれ物語が進んで行きます。
叙述トリックと分かって読んでいても、
最後のどんでん返しにはまんまと引っかかりました。
陽気なギャングが地球を回す
あらすじ
嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。
感想 おすすめ度
純粋に楽しめる一冊!!
完璧な計画が崩れ強盗たちがてんやわんやする痛快ドタバタ劇。
いくつものどんでん返しが起こって最後までワクワクしながら読めました。

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