「香菜里屋シリーズ(北森鴻)」はビアバーの料理に食欲わく安楽椅子探偵ミステリー シリーズの順番とあらすじ感想を紹介

こんにちは、原ちゃん(@harachan)です。

今回は北森鴻さんの「香菜里屋シリーズ」のあらすじとおすすめのポイントを紹介します。今年新装版として新たに増版されている人気のシリーズです。

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目次

香菜里屋シリーズとは

香菜里屋シリーズは三軒茶屋の路地裏のビアバー《香菜里屋》を舞台に、マスターの工藤が、客が持ちかける相談事や謎を解き明かすの安楽椅子探偵ものの推理小説です。

解き明かされる「謎」は十分読み応えがありミステリーとして楽しむのはもちろん、シリーズ通して物語を彩る料理に食欲がそそられます。

著者の北森鴻さん自身が調理師免許を持っていたそうで、リアルな描写が魅力です。

著者 北森鴻さんについて

北森鴻(きたもり・こう)
1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。’95 年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川 哲也賞を受賞しデビュー。’99 年『花の下にて春死なむ』(本書)で第 52 回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門を受賞した。他の著書に、本書と『花の下にて春死なむ』『螢坂』『香菜里屋を知っていますか』の〈香菜里屋〉シリーズ、骨董を舞台にした〈旗師・冬狐堂〉シリーズ 、民俗学をテーマとした〈蓮丈那智フィールドファイル〉シリーズなど多数。2010 年 1月逝去。

主な登場人物

工藤哲也…三軒茶屋の路地裏のビアバー《香菜里屋》のマスター。年齢不詳でヨークシャーテリアが刺繍されたワインレッドのエプロンをしている。ヨークシャーテリアが間違って人間になってしまったような風貌で、小首をかしげた様子がよく似ている。

飯島七緒…常連客の1人。生活記事一般を書くフリーライター。自由律句の同人結社「紫雲律」に所属している。

北君彦…常連客の1人。通称・ペイさん。渋谷のセンター街にいる占い師。「人生設計は堅実に」がモットー。

東山朋生…常連客の1人。北とよく連んでいる。石坂修の叔父。兄(修の父親)が転勤族だったため、小さい頃一時期預かっていた。

石坂修…東山の甥。妻の美野里と出会った時、工藤も偶然居合わせた。

香菜里屋シリーズの読む順番とあらすじ

次に香菜里屋シリーズの読む順番とそれぞれのあらすじを紹介します。

1.花の下にて春死なむ
2.桜宵(さくらよい
3.螢坂(ほたるざか)
4.香菜里屋を知っていますか

シリーズ1作目『花の下にて春死なむ』

花の下にて春死なむ/北森鴻/講談社文庫
本の書き出しをチェック

淡い空の青に、ぬっと突き出した煙突の先から白い煙が細く溶けてゆくのが見えた。

あらすじ

年老いた俳人・片岡草魚が、自分の部屋でひっそりと死んだ。その窓辺に咲いた季節はずれの桜が、さらなる事件の真相を語る表題作をはじめ、気の利いたビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤が、謎と人生の悲哀を解き明かす全六編の連作ミステリー。第52回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門受賞作。

おすすめポイント

工藤がビールを口にするということは,じっくりと話を聞くというサインでもある.そうして,店の客が抱えたいくつかのトラブルを解決するのだと,人伝てに聞いたことがある

次々と殺人事件が起き、それを頭脳明晰な探偵が解決していくというような本格ミステリーではなく、ビアバーを舞台にマスターの工藤がカウンターの中で想像を働かせて解決するストーリーです。

死亡した詩人の生い立ち,駅の無料本棚に置かれた時代小説の意味など、日常系の謎をとく安楽椅子探偵といった雰囲気

香菜里屋に持ち込まれる「謎」には、街のトラブルを解決するものや、懺悔相手として話されるものもあり、人情味溢れる作品です。

シリーズ2作目『桜宵』

桜宵/北森鴻/講談社文庫
本の書き出しをチェック

周囲の景色も人も、突然に色褪せ、質感を失い、輪郭さえも空間に溶けて消えてしまった気がして、慌ててあたりを見回した。

あらすじ

妻の死から一年。警察官の神崎守衛は、遺品の中から手紙を見つける。三軒茶屋のビアバー《香菜里屋》に、妻は「最後のプレゼント」を用意したという。マスター工藤が振る舞う炊き込みご飯は、妻のそれと同じ味。感傷に浸るも、料理の名を聞き愕然とする――(表題作)。連作短編の名手が紡ぐ、大人のミステリー!

おすすめポイント

あらすじでも紹介した表題作は妻に先立たれた刑事の物語です。

刑事の妻は、残される夫へ最後のプレゼントをビアバー《香菜里屋》のマスター工藤に預けたといいます。残された時間の中で、夫を想い行動した妻の大きな愛に感動する作品です。

夜にビールと美味しいお供をそえて、じっくりと味わうのもおすすめです。

シリーズ3作目『螢坂』

螢坂/北森鴻/講談社文庫
本の書き出しをチェック

先ほどまで首筋にまとわりついていた湿気は、いつの間にか霧雨に変わったようだ。

あらすじ

ほろ苦くて美味しい、だからこそせつないミステリー! ビア・バー「香菜里屋(かなりや)」シリーズ第3弾。「この街で、オレを待ってくれる人はもう誰もいない」戦場カメラマンを目指すため、恋人・奈津実と別れた螢坂。16年ぶりに戻ってきた有坂祐二は、その近くのビアバー「香菜里屋」に立ち寄ったことで、奈津実の秘められた思いを知ることになる

おすすめポイント

1、2作目と読み、ますます香菜里屋に行きたくなってきました。

マスターの工藤の魅力は、ただ推理し真実を伝えるだけではなく、相手のことを考え「真実の伝え方」にまで気を配っていることだと思います。

螢坂の中では「孤拳」が印象的でした。工藤によって明らかになった真実に切なくも心が温まり、読了後も余韻に浸れるようなストーリーです。

シリーズ4作目『香菜里屋を知っていますか』

香菜里屋を知っていますか/北森鴻/講談社文庫
本の書き出しをチェック

物狂おしいほどの日中の熱気がふと途切れ、息をひそめていた涼気が蘇る。通りを吹き抜ける夕暮れ時の川風を額に感じると、無性に酒が飲みたくなった。

まだビジュアルは明らかになっていませんが、新装版は2021/05/14に発売されます。hontoならいますぐ予約購入ができますよ。

香菜里屋を知っていますか/北森鴻/講談社文庫

あらすじ

ビアバー香菜里屋は、客から持ちこまれる謎がマスター・工藤によって解き明かされる不思議な店―。常連客は、工藤による趣のある料理とともにこの店を愛していた。だが、その香菜里屋が突然たたまれてしまう。そして若かりし頃の工藤の秘密が明らかになる。シリーズ完結編。未完となった「双獣記」も収録。

おすすめポイント

2、3巻で匂わせていた主人公のマスター・工藤の過去や香菜里屋の名前の由来などが明かされていきます

香菜里屋が閉店となり常連客も次々と去ってしまいますが、ただ終わりを迎え悲しむのではなく、次への出発という希望も込められているように感じます。

ほろ苦くてキュッと心掴まれ、じんわりとした余韻に浸っていたくなりました。

まとめ

北森鴻さんの「香菜里屋シリーズ」の読む順番とあらすじ、おすすめのポイントを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

香菜里屋に持ち込まれる「謎」はどれも十分読み応えがあるので、ミステリーとして楽しむのはもちろん、とにかくビア・バーに登場する料理の描写が食欲をそそります。

美味しそうな料理と穏やかな雰囲気の中、人のドロドロとした嫉妬や愛憎が垣間見えとても面白い物語ですので、夜にビールを飲みながら読んでみてはいかがでしょうか。

この記事を通して、本選びのきっかけになれば嬉しいです。

1.花の下にて春死なむ
2.桜宵(さくらよい
3.螢坂(ほたるざか)
4.香菜里屋を知っていますか

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